令和を生きるために~自分のルーツを知る~

ひとりごと

どうも、くがやまです。

ここのところ仕事が忙しすぎて、ブログの更新もままならない状態でした…。


今回は自分のルーツを探る話です。


先日、実家に帰省した時、父親にくがやま家の祖先のことを聞いてみました。


いままでこういった事には全く無頓着で、知ろうともしなかったのですが、
家庭を持ち二児の父となった現在、


ふと父親が元気な内に、家のルーツについて詳しく聞いておく必要があるような気がしたのです。


祖父は父親が幼い頃に事故で亡くなっています。また、祖母もすでにこの世を去っているため、
家系についての詳しい情報は父親もしくは伯父しか知りません。


聞くと、私の祖父は婚外子として生まれ(いきなり複雑ですが)、長男なのに家を継ぐことができない身の上だったようです。


このため、遠い先祖の話は分かりませんでしたが、祖父について書いていきます。

【婚外子とは 】
法的に婚姻関係にない男女から生まれた子供。法律上は、非嫡出子と呼ばれる。非嫡出ではマイナスイメージがあるため、1980年代以降、婚外子差別反対運動をする人たちの中で使われ始めた。
婚外子出産のきっかけは、結婚を拒否し子供だけ欲しくて生んだケース(いわゆるシングルマザー)、男性の妻が離婚に同意しないため仕方なく婚外子として出産するケース、夫婦別姓を保つため
に結婚届を出さない事実婚で生まれる子供など、様々である。戦前は一夫多妻的慣習が残っていたため婚外子比率も高く、7〜10%に達していたが、戦後急速に低下し、現在は2%程度にすぎな
い。欧米では70年代以降、同棲が増え、結婚を経ず出産するケースが多くなり、北欧では約半数が婚外子として生まれている
(山田昌弘 東京学芸大学教授 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報


居場所がなく、若くして家を出ることになった祖父は梱包材をつくる会社で働き、職場の二階で寝泊まりするようになりました。


そんな祖父の噂を聞き、差し入れをしたり、色々とお世話を焼いたのが祖母でした。


祖母は地元で知られた資産家の娘で、いわゆる「お嬢様」でしたが、
生まれた時、股関節が片方外れているにも関わらず、適切な処置がされないまま成長したため
足に障害がありました。


マッサージ等の治療は受けていたようですが、時代なのか本格的な外科的治療はされなかったようです。


その後、祖父は祖母の紹介で衣類の金具をつくる会社に勤めました。


そして二人は結婚し、祖父は個人でタクシー事業を始めます。


当時、個人タクシーは日本に誕生したばかりで、その先駆けとして活動していたようです。
参考:個人タクシーの歴史:一般社団法人 全国個人タクシー協会HP
http://www.kojin-taxi.or.jp/taxi/tanjyou.html


祖父は3人の子供に恵まれ、人生これからという時でしたが、
車の後部座席に座って移動中、後ろからタンクローリーに追突され、その短い生涯を終えました。


祖父はとにかく苦労人でしたが、その生き様からバイタリティに溢れた人物だったことが伺えます。


今回、父親に詳しく話を聞くことで初めて分かったことも多くあり、とても意義があったと感じています。


いままで先祖の事に関心がなかった人も、一度詳しく家系のルーツを調べてみることをオススメします! 新しい発見があるかもしれません。


それではまた!!

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